愚考に因らず (前倒し編)

フットワークが軽いのはいいけど、いきおい場当たり的だとまわりはしんどい。
まわりっていうのは、私ひとり。それがまた微妙な点。
私の立場は、当事者であって、当事者でない。いや、あくまで当事者だ。・・・だよね???
かといって、私が何かを主張することができる立場なのかどうか、判断はつきかねている。
家の中で話をまとめて伝えるべきだと思うけど、家の中で話がまとまる隙間がない。
次々に色々な出来事が起こり、流されて、忘れ去られていく。
まるで、いつまでも重荷のように約束を抱え込んでいる私だけが愚かなのだ、とでもいうように、あとからあとから起こる事々は重く凄まじい。
流れていくような事々は、流れてしまっていいようなことばかりなのだろう・・・
最近はそうも考える。


いっそ早いほうが。とも思った。
いや、イヤだ、急いでも何もないじゃないか。とも思った。
でも、どうせ同じならいっそ早くても・・・とも・・・


得意ワザの堂堂巡りがまた始まる。


でも結局行くんでしょ?


うん。だって、行くしかないもん。逆に今、ここに何があるっていうの。


今ここに何も見出せない者が、何処に行ったって仕方がないよ。


その通り。たとえ何処にいても、自らの醜さから逃れる事は出来ない。


結局自分に甘いだけ。


でもね・・・どうしてあの時と違うんだろう?