ひさしぶりに写真がたまってきた。
少し前からここしばらく、撮っているのにどーでもいい写真ばっかりで、見返しもしないデータがたまる一方だった。
そういうことが続くと、ふと、シャッターを押す、カメラを構える必然性なんてものを意識するようになってしまって、だんだん撮ることが減っていた。
(本来、意識すべきことではないと思う・・・私は目的に沿った写真を撮ろうとしているわけではないのだから。どんどん撮ればいいだけのことだと思うのだが)
それからしばらくたったこの頃、気がつくとまたバンバン撮ってて、気がつくと、いつのまにかまたマシな、自分で好きだと思える写真が残るようになってきていた。
再び楽しく撮るようになったのは、身の回りの綺麗なもの、好きなものに、たくさん気付いた結果のようだ。
少しずつ気付いていって、ある程度揃ったので、コンスタントに撮るようになった。
そうすると面白みのあるカットも出てくるものらしい。
何とも思ってないものを、そればかり撮っていても駄目みたい。
たとえ画になりそうだからといっても。
(それで面白い写真が撮れるならプロになれるのかもしれない)
何かの拍子に、何とも思ってなかったものが好きになる、そういうこともあるけれど。
写真は、道を歩いているときは認識できない一瞬一瞬を、家に帰って写真を見ることで復習していることになる。
不器用にも、何かを探しているらしい。
つい見たら撮ってしまう、お気に入りのシーンが幾つかあって、それらの間に何かいいものを見つける時。
そういうときがすごく好き。
そういうときが、しばらく無かった。
今は、季節も良い。
あんまり空が青いから、見上げた写真が多くなる。