実家にて


先週の金曜日から、本日日曜日の朝まで、10日ぶりの帰宅となった。
実家をはなれてから10年たつが、最長記録を大幅に更新した。
これまでは長くて4日くらいだったと思う。


おいおい、その間の日記と写真をupしようと思っている。


Fotologのほうには、早速写真をupしている。


かぶんさんのFotolog尾道編を見ていて、私は、生まれ育った町の小さな漁村達を思い出していた。
町内の海沿いに、小さな漁村が3つも4つもあるのだ。
「今度帰ったら撮りに行こう」と思っていた。


その機会は、思いのほか早く訪れた。
悲しい知らせのおかげではあったけれども・・・
ひさしぶりの帰省、新しいカメラを友に楽しんできた。


お兄ちゃんに借りた原付に乗って、町内一周・漁村めぐりのプチ旅行。


眼下に海がひろがる山道は、誰も居ない農道だ。
 (この時期、農家の人達は日中を避け、早朝と夕方、仕事に精を出す)
好きなところで止まっては海を眺める。
マイペースで走る楽しみ。


ある峠を越えて間もなくのこと。
カーブの先、道のむこうの山あいに海が見えてきた。
そして、その海の上、絶妙な位置にタンカーが浮かんでいるのが見えた。
そのとき私は、全身を鳥肌が”ゾクゾク”駆け抜けるのをおぼえた。
昔から、音楽を耳にして”ゾクゾク”することはよくあったけど。
見慣れた景色にゾクゾクしたもので、驚いた。
これは、カメラが与えてくれた喜び。
今は写真が好きになって、景色に”ゾクゾク”できるようになったというわけだ。
 (Fotolog和歌山編、1枚目にupした写真の風景がそれ。その感動が表現できているかは「??」だけど^-^;)


しかし、さすがは南国和歌山、照りつける太陽はじりじりと私の腕や肩を焼き、体じゅうから水分を奪い取っていった。
水筒に入れたお茶で、水分補給しながら移動した。
原付なので、走っている間は風もある。


しかし・・・
暑いのはともかくとして、猛烈な陽射しは長時間耐えられるものではなかった。
朝10時に出かけて、正午頃。 2時間程度で帰ることにした。
 (そのときちょっとしたトラブルがあって、帰宅は夕方になってしまったのだが)
暑がりなのでノースリーブ、日焼け止めが嫌いなのでいつもの通り顔以外塗っていなかったことは、やはり甘かったのだと後に思い知ることになる。


いっぽうその頃、東京の都心部は39.5度という記録的な酷暑に見舞われていた。


まるで和歌山に避暑に行ったみたいな、変なことになったなあと思った。


東京に残っていた彼曰く
 「おひるごはんを買いに外に出た時、歩いてて死ぬかと思った。」
ということだ。


和歌山だって猛烈に暑かったけどなあ。
あれより暑いってどんなんだろう(−−;)