最後のお勉強・・・

今夜は、約半年にわたって家庭教師をさせて頂いていた翔子ちゃんと、最後のお勉強になる。


ついにこの日がやってきた。
行く道から、もう、さみしくて・・・
「この道も走り納めになるんかなあ・・・」なんて考えてしまって。


一週間前は体調を崩していた翔子ちゃん、今日はいつもの元気な笑顔を見せてくれて、とにかく安心した。
そして今日のお勉強には、いつにない熱意で取り組んでくれて、あっという間に時間オーバー。


あとは、明日の受験を残すのみ。


とにかく今夜はゆっくり寝て、当日、力を発揮できるように・・・
お守りを先生だと思って、心の中で語りかけてね。何かヒントがひらめくかもよ。


今夜は勉強が長引いたし(だって宿題やってなかったんだもん〜><)、明日は受験なので邪魔してはいけないと思い、
早々に辞してきたけれど、伝えきれなかった感謝の気持ちを、手紙に書こうと思っている。


帰りの車中、伝えたいことをあれこれ考えながら走ってきた。
と、私はすっかり仕事を終えたような気持ちになっているけれど、彼女自身は、最後の大きな舞台を控えているのだ。


私にはもう、祈る以外に、何もしてあげることができない。


短い間のお付き合いだったとはいえ、それなりに色々な喜びや、問題などがあったものだ。
そして、もうひとつ、私にとって大きかったのは、「受験」という大きな目標に向かう経験を、追体験させてもらった事だった。
単純な事だけど、「直前になって焦っても遅い」「不安は行動で解決すること」「進路を示唆してくれる存在は貴重である」
などということを、おそらくは彼女とともに、私も考えていた。


貴重な経験をさせていただいたことに、心から感謝している。


果たして、私に出来るだけの事をやったのか、結果につながるような教えかたが出来たのか、
ほかにもっと良いやり方があったのではないか・・・


結果が出るまで、私にも自問の日が続く。