安静に本を読む


昼間はひどい風、夜半から強い雨


今23時、ついに雨が降り出した。


昨日は一日平熱だった(たぶん)と思ったら、今日はまた微熱で汗ばむ。
シャワーを浴びようと思うのだが、私はお風呂に入るとついつい浴槽に足を踏み入れ、30分はつかってしまうほうなので、警戒しているうちに夜になってしまった。
さっき彼から電話があって「薬は飲んだ?」ときかれたのだけど、そういえば薬を飲んでない。食事をとっていないからだ。
夕方、実家の母から電話があって、起きたついでにヨーグルトを食べたとき、飲もうかとは思ったのだが、
時間的に中途半端だったので止したのだ。
結局こんな時間になってしまうとは。
あの時飲んでおけばよかった。


今日は本を読んで過ごした。
三浦綾子さんの[道ありき]。
意外な趣味と思われるかもしれないが、母が好きな作家さんなので、子供の頃から何冊か読んでいる。
長い間少しずつ読んでいたけど、ほとんど進んでいなかったのを、今日は終いまで読んでしまった。
東京に部屋探しに来た時に買ったように思うに思う。
文庫本一冊読むのに2ヶ月もかけたことになる。
その間他の本は読んでいない。
最近本を読んでいない。


そういえば、この2ヶ月の間にはもう一冊別の本を開いた記憶がある。
大原まり子さんの短編[メンタル・フィメール]。
引越しの際、本棚の配置が変わって、彼の持っている文庫本がたくさん前面に出てきたので、何か読んでみようと思って手にとった本だ。
短編集の表題作だけをとりあえず読んで、また本棚に戻しておいた。


この本は、私の知る限りでもここ4年間は彼の手元にあったはずなのだが、私が読んで一週間経つか経たないうちに、本来の持ち主の所に返却された。
不思議なことだ。
私はその本の本来の持ち主が彼でないことを知らなかった。