京都はいい町。大好きな町。


ほんと大好きな町。


幸いなことに、私は、毎日のように京都の写真を見ることができる。
関西のFotolog仲間がどんどん写真をupしてくれるから。


美しい京都の写真をみると、まるで近くのことのように感じ、すぐにでも家を出て行けるような気持ちになる。
実際には、私は今、東京都庁の見える窓辺でPCに向かっているのだけれど。


学生時代と、この春までと2度住んで、計7年間暮らした京都。
また暮らしたいと思う町。


気難しげな雰囲気と、音楽的な土壌にあこがれて、進学するときに京都を選んだ。
歴史があるというのか、一部では昔がそのまま生きているというか・・・
京大西部講堂や拾得や磔磔など、70年代から続くライブハウスは伝説のままの佇まいで現役だ。


壊れそうで壊れないし、つぶれそうでつぶれない。


第1回関西Fotologgers' meetupでも訪れた「カフェ・アンデパンダン」も、70年代からあるのだとか・・・(さだかでないが)
あのお店の存在感は、京都の一端をあらわしていると、某サイト主さんが仰っていた。
全体的にごちゃごちゃしていて、一見、他人に無関心な様子も、京都らしいといわれる所以かと思う。
皆にお勧めしたいカフェの筆頭である。 (20人ぐらいは連れてったデ)


私が京都でとくに好きだった場所のひとつ、木屋町高瀬川
人工の川で、昔は汚れていたそうだけど、付近住民の努力によって、シジミが自生するまでに美化されたそうだ。


ツアーで京都に来たバンドの人たちは、口々に、
「京都のお客は冷たい。(ノリが)重い。」
と言っていたけれど、その冷たそうな印象とは裏腹に、本当は愛情を持って町を守っている姿勢がとても好きだ。
町を守るということは、現実的な負担を抜きには成しえないことだと思うから。


京都市姉妹都市であるチェコ共和国プラハでは、市民が美しい街を愛するがゆえに、戦争を避けてきたと言う。
京都市民も同じように街を愛していると、市民である間、誇りに思っていた。


東山の哲学の道南禅寺、清水さんに至る地域も大好きで、何度歩いたか知れない。
けれども、とても行ってみたかった銀閣寺には、未だに行ったことがない。
この前の冬、銀閣寺の近くのラーメン屋さん「ますたに」と「東龍」が気にいってよく行ったけど、
銀閣寺もそのうち行こう」と思うばかりで、結局行かずじまいになってしまった。


哲学の道では、初夏の数日の間だけ、ホタルが見られるそうだ。
去年の秋にそのことを知って、今年の初夏には必ず訪れようと思っていたが、春のうちに京都を去ることになった。


またいつか住むことができるかな。