[赤毛のアン]


第41章 [クィーン学院への旅立ち]
第42章 [新しい学園生活]
第43章 [週末の休暇]
第44章 [クィーン学院の冬]


クィーン学院に合格したアンは、学院のあるシャーロットタウンへの旅立ちの準備をすすめる。


私自身も、進学のために実家を離れた経験がある・・・そして、それっきり10年になる。


私にも同じような経験があるので、アンの心境はよくわかるつもりだし、見ている自分もせつなく、さみしくなってしまう。


しかし、私が子供の頃に[アン]を見ていたとしたら、泣けるような場面があったかどうか・・・
それは、クィーンへの旅立ちのあたりだけではなくて。
逆に、子供だったらどのあたりで泣けるのだろうと興味があるけど、今の私には知るすべもない。


もし子供の頃に見たとしたら、グリーンゲイブルズの面々を、自分や自分の家族に置き換えて、リアリティをもってとらえることができたかどうか。


外国風の、すてきな切妻屋根の家に住む赤毛の女の子のことは、「お話」としてとらえるに留まったのではないだろうか。


もちろん、子供が見ても素晴らしい作品であることは、間違いないと思うけど。


この年でアンを見ることができてよかったと思う。