祖父母が来訪

祖母とコエビ



今日は朝から母方の祖父母が来てくれました。


前回、前々回と、いきなりやってきて周囲を驚かせた祖母。
でも今回は違います。
今日のことは、2日ほど前、私から祖母に頼んだのです。
「そろそろ荷物まとめたいんで、コエビたん見ててもらえん?」と。


実際には、昼食後、荷物を片付けていた部屋の真ん中で、祖母がグゥスカ昼寝をしてしまい、全然はかどらずに終わってしまいましたが(^-^;)
ゆっくり娘と過ごしてもらうことができてよかったです。


祖母は昨日の電話の時点で
「じゃ、朝の9時ごろお父さんに迎えに行ってもらうから。」と伝えた母に
「8時からでもええで。8時にしよら。」と言っていたそうです。
そして祖父。
予定では、昼間は祖母だけ来てもらい、母が仕事帰りに祖父を迎えにいって、みんなで夕飯。という流れだったのですが
朝、父が祖母を迎えに行くと、祖父もきちんとスーツを着て、祖母と一緒に待っていたのだそうです。


私は父に「昨日、8時にしようって言ってたくらいだし、迎えに行ったら玄関にすわってたんと違う?(^-^)」と冗談で訊きました。
そうしたら返事は
「玄関どころか!(笑) 上の道のカドまで来て座ってたよ。」
・・・よほど待ちきれなかったのですね。
ちなみに祖父は、今は隠居していますが、寡黙な職人(屋根葺き屋の棟梁)だった人です。


祖母はここ数年で相次いできょうだいを亡くし、この春、一番慕っていた姉を亡くしてからは、すっかり気落ちして出歩くこともままならなくなり、認知症の症状が出始めました。
それまでは、多少足腰は弱っていても、元気に畑に出ていたというのに・・・急激に弱ってしまったのです。
そんな祖母の様子を、母から聞いてはいたのですが、里帰りした当初、祖母に会って、視線の曖昧なことに大変ショックを受けました。
が、コエビが生まれてから会ってみると・・・
コエビを見る目は以前の祖母と同じようで、生き生きとしているのです。
それで私は、実家にいる間、出来るだけコエビに会ってもらおうと決めました。
認知症は、回復することはなくても、進行を遅らせる努力はできるといいます。


そもそもは認知症がどうということではなく、ただ祖母の元気な笑顔が見たかっただけなのですが。