江戸東京たてもの園


今日は数ヶ月に一度の、仕事も母親業もお休みの日。
お友達(Tちゃん)と、東小金井にある[江戸東京たてもの園]に出かけてきました。


http://www.tatemonoen.jp/


なかでも[田園調布の家:大川邸]と[前川國男邸]が素晴らしかったです。
といっても建築のことはよくわからず、ただ単に「素敵な家」とか「使いやすそうな間取り」というふうに感じただけなのですが。


大川邸では、光の降り注ぐ窓際にL字型に配置されたベンチシートが印象的でした。
子供たちが上ったり降りたり、絵本を読んだり・・・なんていう光景が目に浮かんで。
陽光がたくさんとれる住まいって、開放的であたたかみがあって良いですね。
前川國男邸も、一階の広いリビングの一面が大きな窓になっていました。
こちらのリビングはメゾネット形式で、書斎と寝室が別にあり、本当に「家を建てるならこんな間取りがいい」と思いました。
建てる予定はありませんけど・・・。


お昼の13時前後から訪れたのですが、時間帯も良かったです。
私は冬の傾いた陽光がとても好きで、それでできる長い影がまた大好きなのです。
さまざまな窓辺にできる影をじっくり楽しみました。
影だけでなく、古びた壁や床を照らすのには冬のやわらかな日差しが良く似合うと思います。
Tちゃん(建築関係詳しい)に、昔のガラスは今のように扁平ではなくて、微妙に波打っていると教えてもらいました。
そのことも、差し込む光をやわらかくしているのかもしれません。


ただ、建物内部には暖房設備がほぼ皆無で、日の当たらない部屋は相当冷え込んでいました。
先週はとても忙しく、事前にきちんと調べていなかったので、屋内施設と勘違いしていて、薄着で行ったのが間違いでした。
 (おまけにブーツだった。たくさんの建物に、いちいち靴を脱いで上がるので、失敗でした)
日が翳ってくると本気でつらくなり、予定より2時間くらい早めにギブアップしてしまいました。


東欧を旅行したとき、たくさんの石造りの教会を訪れましたが、内部の冷え込んでいることに驚いたものです。
とくに、日の当たらない地下などは断然、屋外よりも寒く、空気が「冷え切っている」という表現がぴったりでした。
なぜなんでしょうね・・・


それでも季節の中では冬が好きだし、北国は冬に訪れるのが最高だと思います。