男鹿和雄展＠東京都現代美術館

今日は静岡時代のお友達・Ａちゃんと6年ぶりの再会。
一緒に男鹿和雄展に行ってきました。

11:30頃到着しましたが、すでに館外には70分待ちの表示。
館内では、チケット持参の場合は60分、チケット購入のためには＋20分となっていました。
Ａちゃんがチケットを取ってくれていたので大助かり。

午後になると、行列は美術館の入り口まで延びていました。推定100〜120分待ち・・・

展覧会の内容は、ものすごいボリュームで見応え満点でした。
1階は美術ボードや背景画の展示、3階ではアニメーション制作の過程やイラスト描画の解説、トトロの折り紙制作コーナーと盛りだくさん。

折り紙が出来上がったら、こんな写真も撮れます。　（青：私作／オレンジ：夫作（腹部の落書きはゆんころ筆））

折り紙コーナーでは、ゆんころが私のひざに乗ってきて、一生懸命手伝って（？）くれました。
紙を半分に折って、また折って、細長い筒状にしては喜んでいました。

展示を見ていてつくづく思ったことは「映画って手作りなんだな」ということでした。
とくにアニメはすべてが手作り。
一本の線からすべてが作り上げられて行くのですね。
当たり前のことですが、今日はその過程を実感を持って見ることができました。

素晴らしい原画を見ているうちに、
「こういうイラストを一枚仕上げるのに、どれくらいの時間がかかるのだろう？」
とても知りたくなりました。
まさか数時間ということもないだろうけれど、職人的スピードで描き上げられるような気もします。
こういう人は、アーティストであり、かつ職人でもあるのではないでしょうか。
絵のセンスや才能はもちろん、量をこなせる技術も持ち合わせてこそ才能を発揮できる仕事というか・・・
（アニメの仕事はよくわからないのですが・・・）

3階では、本人がイラストを仕上げる過程をボードで解説していたり、動画（20分程度）も流れていて、面白かったです。
ただ、ボリューム満点の展示の終盤で、途中けっこう駆け足で見たりしたにもかかわらず、このへんですでに足がちょっと（−−；
あまりじっくりとは見られませんでした。
20分の動画なのに椅子や座布団はなかったし。
できれば座ってじっくり見たかったな。

最後にショップで図録を買って、退場しました。
会場内で過ごしたのは2時間半くらいだったでしょうか。
原画の展示を心ゆくまで見ていたら、4〜5時間は平気で過ぎていたと思います。
館内は結構混雑していましたが、立ち止まれないような状態でもありませんでした。
原画は至近距離で見ることができ、見れば見るほど素晴らしかったです。

退場後、館内のレストランで遅めのランチ。
あまりにお腹がすいていたため、リブステーキなんて頼んでしまいました（^^;
Ａちゃんが頼んだ和風ロコモコ丼は、まぐろのタルタルに山いも・・・これっていわゆる「山かけ」？？
おいしかったそうですよ。

1階のショップを見てから、常設展へ。
こちらも結構ボリュームあり、駆け足で見ました。

最大のお目当ては、特別公開中の［明日の神話］でした。
青山の→岡本太郎記念館で小さいバージョンや修復の様子を見たことがあり、ぜひ見たかったのです。

※写真撮影可

その巨大さといったら。　　　＞そして、その強烈な匂いといったら（−−；
こちらはかなりすいていて、壁際に設置された椅子に座って、ゆっくり見ることができました。
壁画を眺めながら、Ａちゃんと2人、海洋堂の食玩について熱く語り合いました（笑）
世界名作劇場のヴィネットシリーズは素晴らしかったとか、北陸製菓の食玩はお菓子がおいしかったのが良かったよねとか、ミュシャのフィギュアシリーズを箱買いしたとかそんな話。

東京都現代美術館は、約3年ぶりでした。
前回はピカソ展を見に来ました。
Ａちゃんは前回、映画［イノセンス］の球体関節人形の展示を見に来たとか。
彼女とはなんとなく趣味が合うのですよね。

たぶん一番の共通点は、動物好きなところかな。
静岡時代、→富士国際花園（の中にあるフクロウ園）とか、→まかいの牧場とか一緒に行きました。
動物はいくら見ていても飽きない私。
彼女もそういうタイプで、気兼ねなくじっくりゆっくり堪能できる貴重な遊び相手でした。

今日は6年ぶりだったけど、あの頃と変わらないような話もできて、とっても楽しかったです。

夜は新丸ビル〜丸ビルでモアイを見て、5階の［KUA'AINA］で軽く食事して、東京駅でお別れしました。
丸ビルのモアイ、ぜひ見たかったので感激！！
目もとが岡本太郎ちっくに見えました。

※像のみ完全白とび（；；）

しかし夜の丸ビルは雰囲気いいなあ。
お客さんもみんなおしゃれで・・・まさに大人の街。
5階のテラスから見た東京駅も、すばらしかったです。

今日はいろいろなところに行けて、いろんなものを見れて、とってもいい一日でした。
Ａちゃんどうもありがとう。

また、何かの機会にね(^▽^)ノ