子連れで映画@ナルニア国物語 第一章”ライオンと魔女”


 ※映画の感想は →こちらから。


超ひさしぶりの映画館!
六本木ヒルズのヴァージン東宝シネマズで、[ナルニア国物語]を見てきました。
それも、生後7ヶ月の娘と2人で(*^▽^*)


ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫)

ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫)


もちろん普通の上映ではありません。
[ママズクラブシアター]といって、乳幼児連れで気兼ねなく映画を楽しみましょう!という趣旨のイベントに行ってきたのです。
ヴァージン東宝シネマズ@六本木ヒルズの場合、毎週木曜日のお昼頃に開催されています。


 [ママズクラブシアター] →http://www.tohotheater.jp/mamas_club_theater/index.html


[ママズクラブシアター]のことは、妊娠中から知っていました。
最寄の開催地は六本木ヒルズのヴァージンTOHOシネマズ。
自宅からのアクセスも良いし、一度行ってみようと思っていたのですが、
実際に行くとなると、あれこれ考えてしまいました。


 「映画館の環境に、娘がどういう反応をするか?(想像もつかない)」
 「結局、外と行ったりきたりで、ほとんど映画を見ていられないのではないか?
  もしそうなった場合を考えると、そこまでして行く必要があるのか?」
 「普通に映画が楽しめるのだろうか?(混雑していて、しかもみ〜んな泣いているような状態だったら・・・?)」
 「子供の年齢層はどれくらいが多いのか?」
 「ヒルズ=セレブママばかりで場違いな気分になるのでは?(^^;」


などなど・・・
どこにでも連れて行く私ですが、今回はかなり迷いました。
子供というのは、環境が変わると大泣きすることがあります。
これが、思わぬところで・・・ということも多いのです。
温度か、匂いか、なんとなく不安に感じるのか・・・
私の娘は、どちらかといえば環境の変化に動じない方だと思いますが、それでも今まで何度かは、その場所に入ってから出るまでの間、ワンワン泣き続けた事がありました。


そんなわけで、変わったシチュエーションというのは不安なもの。
また今回は”自分が楽しめるか”ということがあったので迷ったのだと思います。
そこまでして行く必要があるのかな?と思ってしまうのですね。


子供が生まれて、行かなくなったところの筆頭が[映画館]でした。
そしてカラオケ、外食と続くのですが、この2つは頻度が落ちただけなのにくらべ、映画館は全く無しになりました。
産後”行けなくなった”ところは意外なくらい少ないのですが、映画館だけは本当に無理なのです。


いろいろ考えたけど、結論は「とりあえず行ってみよう(・_・;)」。


結果、とっても楽しめました。


外に出たのは一度きりで、5分間程度のことでした。
他の親御さん方も、何度も外に出て行く人はほとんどいらっしゃいませんでした。
泣き声や話し声もほとんど気にならず、音声も無理なく聞き取れました。
赤ちゃんのために、音量はひかえめ、照明も明るめということでしたが、どちらも全然問題ないレベル。
むしろ助かりました。
 (娘がおなかをすかせて会場を出たとき、足元がよく見えたし、後半眠ってしまってからは起こさずに済んだ)


さらにありがったのが、かなりすいていて座席に余裕があったこと。
隣の席に荷物を置いたりできたので助かりました。
定員644人の会場に、大人の客は50人くらいだったでしょうか。ぜいたくです。
そのうえスクリーンは、館内で最大の7番スクリーン。
スクリーンのサイズは8.4×20.2mで段とつの大きさ。
さらに吹き替えではなくて字幕。
このあたり、子供よりも親のための上映会という姿勢が現れている気がします。
ある人にこの話しをしたら「もし子供の声で音声が聞き取り辛い場合、字幕なら問題ないからではないか」という意見もあって、なるほどと思いました。


皆さん適度にくつろぎつつ、適度に周囲に気を配って下さって、居心地が良かったです。
子連れで、あんなにくつろいで映画を見られるとは。
娘と一緒に行けたのは、一人で行けたより何倍もうれしかったです。


興味を持たれた方は、ぜひ一度参加してみてください (^▽^)ノ
たぶん思ったより気楽で、思ったより楽しめますよ。


映画が楽しめたことはもちろんですが、もっとうれしかったこと。
行きの六本木駅、エレベーターで一緒になった赤ちゃん連れのお母さんと知り合ったことです。
一緒に映画館に行って、アフタヌーンティーカフェでランチして、桜の舞い散る毛利庭園を散歩して帰ってきました。
楽しい一日になりました。


余談ですが、どう映画館を利用する際、六本木ヒルズ内の託児施設を利用することもできるようです。
だいたい2時間半で6000〜8000円くらいだったと思います。 ←調べたことあり
お金さえ使えば利用できる範囲が限りなく広がるという、セレブフレンドリーなシステムがヒルズっぽい(^^;


でも私は娘と一緒がいいな(*^▽^*)  ←行った後だからこそ言えるセリフ(笑)


映画の感想


わりと面白かったです。
つい[ロード・オブ・ザ・リング]や[ハリー・ポッター]シリーズと比較してしまうのですが、パンフレットにもその名が挙がっていたことから、製作側も意識はしていたようです。(せざるを得ないか;)
[ロード〜]に比べるとややスケールが小さく感じるものの、違ったものとして楽しむことが出来ました。
ナルニア国物語]はより”童話”的な側面が強く、主人公も子供たちで、子供を持つ身となった今、余計に楽しむことが出来た気がします。


娘がもう少し大きくなって、この映画を見たとしたら、きっと何度も私のクローゼットに入ってみることでしょう。
原作を読んだことがないので、娘がもう少し成長したら、ぜひ揃えて一緒に読もうと思います。
きっと彼女自身のナルニア国を思い描いて、わくわくドキドキすることでしょうね。


主人公の彼女達がナルニア国で体験したことは空想か?現実か?
どちらでも同じことかもしれません。
誰しも人生において、ルーシーがクローゼットのドアを開けたのと同じ経験を積み重ねて生活しているのではないでしょうか。


ちなみに私は去年の7月に[スター・ウォーズ エピソード3]を見て以来、ひさしぶりの映画館だったので、それ以前に比べてかなり採点が甘めになっています。
たぶんこの映画、当たり前に頻繁に映画館に足を運んでいた頃なら、もっと文句が多かったと思います(^^;
見ている最中にもそのことがわかり、やっぱり映画館って良いものなんだな、としみじみ思いました。