DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ[京都・熱海・絶海の孤島・殺意の罠]



はじめは買うリストに入っていなかったのですが、発売後の評判が良いらしいと聞いて興味を持ちました。
そしたら夫がお土産に買ってきてくれました(*^-^*)


京都・熱海というのも惹かれます。
どちらもゆかりのある場所なので。


第一章クリア時点での感想。


なんとなくPSの[クロス探偵物語]を思い出します。


ストーリーは面白いです。
ただ登場人物の数の少なさも手伝って、犯人が誰であるかは簡単に読めてしまいました。
犯人の正体(動機に結びつく)も、途中から容易に想像できました。
物理的にも叙述的にもトリックというトリックもなく、推理パートも親切過ぎて拍子抜けでした。


全般的な感想。
親切設計過ぎて、ちょっと物足りないです。いや、かなりかも。
つい寝てしまって先に進みません(−−;
次に選択すべき行動がどんどん先に提示されてしまい、進ませられている感があってダルく感じるときも。
たとえば移動先のリストをひらくと、調べるべきものがある移動先にはエクスクラメーションマークが表示されます。
また、ある場所を調べ終わると、「もうここには調べるべきところはないようだ、別の場所を調べよう」というメッセージが出て知らせてくれます。
ある意味親切設計なのですが・・・私の場合ゲーム慣れしているせいか「やりすぎ」に感じてしまいます。
従来のアドベンチャーゲームファンだけでなく、新しい層にも受け入れられるように配慮した結果なのでしょう。
たとえば「逆転裁判」とか「御神楽探偵物語」のほうが”考える”余地があって好きです。
まだ序盤だから余計に簡単なのかしら。
そうだと良いのだけど。
でもこのゲームでも、推理することはできます。
今第2章後編ですが、すべての情報が出揃う前に「この人とこの人はこういう関係なのでは」と推理してみることで楽しんでいます。
結構当たるので、やはり難易度は低い気がしますが・・・


余談ですが、熱海といえば。
小学校低学年の頃、学級文庫にあった江戸川乱歩の[怪人二十面相]だったかな。そこに出てきて初めて知った地名でした。
口絵に熱海のシーンがあって、その絵がまた不気味で。
ほかにも小説やテレビのサスペンスドラマでしょっちゅう殺人事件の舞台になるので、子供の頃の私にとって、熱海=犯罪都市 なイメージでした(^^;