病院選び@出産


http://osaka.yomiuri.co.jp/mama/tokusyu/toku3/mt20080209kk03.htm


きちんと検診を受けている場合でもこんなケースがあるのですね。(参考→野良妊婦


このような状況を見ても、里帰りは正解だったかなと思います
ただ地方では総合病院の少なさに加えて産科の廃止が相次ぎ、「産める病院」が少ない。
結果、病院が遠くにしかなくて到着までに時間がかかる場合が多い。
私の実家でも、最寄の総合病院には最低でも車で30分。朝夕の渋滞時には1時間以上かかります。
とくに経産婦の場合はお産の進行が早いので心配です。
実際いとこが2人目出産の際に渋滞に巻き込まれ、入院後即分娩台にあがって数分で出産に至ったという例があります。


初産の時は持病があったので、NICU/PICU(新生児集中治療施設/周産期集中治療施設)を備えた総合病院で出産しようと決めていました。
はじめからそういう病院で産めば、異常があったとしても他の病院へと搬送されることはありません。
でも2人めを妊娠したときは、病気の症状がなかったので、近所のクリニックにかかりました。
そのクリニックは無痛分娩に積極的で、しかも完全個室で母子入院(子連れ入院)可能。それに近所。
我が家の状況にはピッタリで、できればそのクリニックで出産したいと思っていました。
待合室には格調高いソファーが並び、間接照明にアロマミスト。
個室も豪華で快適そうでした。(でもそんなに高くない)


でも何回めかの検診で受けた検査の結果が芳しくなく、総合病院をすすめられました。
そこで前回もお世話になった、東京医大の「ハイリスク妊娠外来」へ。
里帰り先も、ゆんころのときと同じ総合病院で、同じ主治医にかかることに。


実際に2人目の出産を終えてみると、顔位で帝王切開になりかけました。 >ならなかったけど
やっぱり総合病院でよかったと思います。


でも入院中に知り合ったあるお母さんは、クリニックで産みたかったと言っていました。
私と同じように妊娠中の検査結果に問題があり、途中から総合病院に移ってきたのだそうです。
そのお母さんは経産婦さんで、上の子をクリニックで出産したそうで
「やっぱり食事とか設備とか、全然違う・・・」とのことでした。
やはり総合病院は全体的に地味というか、備品が古びていたりするみたい。
私はここの病院しか知らないので、とくに不満はありませんでしたが。


病院に求めるものは様々です。
とくに初産の場合は不安が大きく、アメニティ的な部分も求めたくなるのは自然な感情だと思います。
できるだけ気持ちよく過ごせる環境で、安心して出産に臨みたいものです。
しかし何もかも備えた病院は、ないことはないのでしょうけど、地方ではまず無理だと思います。
都内なら御三家(聖路加・山王病院・愛育)などは満足度が高そうですが・・・
ただし聖路加・山王は出産費用がふつうの3倍程度(150〜180万円)かかるようですし、愛育はかなりのスパルタ式だと聞きます。
いかに有名でも、評判がよくても、結局は自分に合うかどうか。
自分が満足できるかどうかは、終わってみるまでわからないですよね。


初産のとき、私にはほとんど選択肢はありませんでしたが(地元に総合病院といえば2つしかないので)、できる範囲で工夫しました。
中でも有効だったのは、出産予定の病院の設備(分娩室等)を見学させてもらったことでした。
これだけでもずいぶん安心できました。


でも一番大きかったのは、信頼できる主治医に巡り会えたことでした。
これは幸運としか言いようがありません。
あまりコロコロと病院を替わったり、違った医師にかかるわけにはいかないですし。
医師の対応に不安や不信感を感じたときは、病院のスタッフに相談してみることをオススメします。
私は里帰り先の病院で、はじめに担当してくださった医師※をどうにも好きになれず、助産師さんに相談したところ今の主治医をすすめられたのです。


※産科部長で、評判は良い先生でした。でも内診や言動が乱暴に感じて・・・