きょうだいげんか。



今日も夕空が綺麗でした。
車を降りて、ゆんころと一緒に空を眺めるのが日課です。
でもまだ蚊に刺されるのよね(;;)


* * *


下の子がしっかりしてきてきょうだい喧嘩が頻発中。
ギャーギャー言い争っているだけならまだ可愛いのですが・・・


帰宅後夕飯の支度をしていると、ゆんころの悲鳴が。
なんと下の子が木製のブックエンドを手に持ち、ゆんころの頭を叩いたらしいのです。
頭をなでると、つむじのあたりにでっかいたんこぶ。
しばらく様子を見てとりあえず落ち着いて・・・
もし当たり所が悪かったら??
そのとき見ていなかったことを後悔しました。
きょうだい同士で取り返しのつかない怪我なんて、あってはならないこと。
でもかたときも目を離さないなど不可能です。
ショックでした。
いろいろ考えてしまって・・・


ゆんころもショックを受けて茫然としてました。
弟くんのこと嫌いになってほしくない。でも嫌いになっても当たり前かも・・・
私でも許せそうもない。
今回の件に関しては、私は完全にお姉ちゃんの味方。
まだ完全に理解できない弟くんをどう諭すべきか。
ゆんころには”相手に嫌な思いをさせたら謝るように”と教えているけど、弟くんは謝りません。
まだ言葉を話せないから、「ごめんなさい」が言えません。
だからといって許してやれとは言えませんでした。
どうしたらいいのか。


ゆんころが怒るよりも悲しそうな顔をするのでさらに心が痛みました。
私は5才年上の兄と2人きょうだい。
お姉ちゃんであるゆんころに対して遠慮というか尊敬というか、そんな気持ちを抱いてます。
理不尽な思いをするのはきまって上のほう。
我慢できるのも、気持ちを切り替えられるのも年上のほうだから・・・
どうしてもそうなってしまうから。


夜、ゆんころとふたりになった時。
はじめこそ「もうユウくんのこと嫌いになった」と言っていたゆんころですが・・・
「○○ちゃんとユウくんは、きょうだいやのにな。いっつも、たたかないときもあるのにな(普段は仲良しなのにな)」
と悲しそうに言いました。
大きくなった、とはいえまだまだ小さな体の中にある彼女のココロ・・・根底にあるやさしさ。
ついつい泣いてしまいました。


さらに夜が更けて一緒にふとんに入って・・・


「ユウくんのこと、ちょっときらいになっちゃったんだね」と話しかけたら、
「もう嫌いじゃない」と返ってきました。
「許してあげるの?」と尋ねたら、
「ううん。でもきらいじゃない。だいすきなときもあるから。だいすきになったん。」


だいすきってゆんころが言うと「だちゅき」なんですけどね。
そんな4才でもお姉ちゃんはお姉ちゃんなんだなあ。
お姉ちゃんはたいへんだ。
でも弟くんが大好きなのね。
弟くんもお姉ちゃんが大好きなのにね。
こまったね。
仲良くやれるよう一緒に考えていくしかないね。


ブックエンドは子供たちの手の届かないところに仕舞い込みました。
かわいいのでお気に入りだったんだけど。