修学院離宮。


修学院離宮の見学に行ってきました。
朝起きるまで忘れてた。
参観は事前に申込・許可が必要で、4回目の応募でやっと当たったの。
せっかくなので急いで行きました。



やわらかな日差し、乾いた空気。冬らしい好天でした。



ぞろぞろと。


見学は宮内庁職員さんの先導に従って、最後尾には皇宮警察の警官さんがついてきます。
要所要所で職員さんが鍵を開け、警察官が閉めるという。
行程は約3km。所要時間は1時間15分と説明されました。結構歩きます。


横浜から単身で来たという50代後半くらいの女性に声をかけられ、お話しながら歩きました。
娘さんが旅好きで京都にも何度か一緒に来たけれど、今年は就活で来られないのよ・・・と。
私のことを娘さんと同年代と思ったそうで(^^;
娘と旅行・・・私もいつか。夢ですね。



松並木(御馬車道)から見える棚田。
17世紀当時と変わらない風景を保つため、近隣の市民に貸し出して管理を委託しているそうです。
いちおう「水田」にするよう要請しているとのことでしたが・・・
畑にして白菜やら作ってるところもチラホラと(^^;



浴龍池。
半分以上氷が張って、静けさが際立つようでした。




御船宿。
浴龍池はかつては舟遊びの場だったそうです。
 

とにかく広くてどこまでも静か。みやびなことこのうえなしです。
ただ、これだけ広くて手入れが行き届いているのに今は使われることはないそうで・・・
とてつもなくもったいない。


それでも管理していくことに意味がないとは、私は思いません。
こういうものがあるからこそここは京都であり、日本なのではないかと思います。



浴龍池のほとりから、大刈込〜京都市街。
奥の風景は17世紀とは違うでしょうが、このなんともいえない距離感は当時と変わらないのかもしれません。



西浜。



楽只軒・客殿・一の間、霞棚(左奥)。
桂離宮の桂棚と醍醐三宝院の醍醐棚と並んで天下の三大名棚と称されるそうな。
右手前の鯉の絵、若冲っぽいと思うのですが作者不詳。
黄色の網模様だけは丸山応挙の筆と伝わっているそうです。
この2人は17年しか年が離れていないので、若冲が描いて存命中に上から網を書き足したとは考えにくいかなあ。
ちなみに丸山応挙は私と同じ、5月1日生まれです。何の関係もない。


 * * *


事前の申込、インターネットではなかなか許可が出ないようです。
1回で当たった人もいるみたいですが。
今日教えてもらったのですが、御所内の事務所で直接申込みをすれば、翌日の許可がかなりの確率で得られるそうです。
地元のかたなら「雪化粧を狙って」なんてこともできますよ、と。なるほど、メモメモ。


帰りは白川今出川まで下ってランチ。帰りは204のバスで。
ひとつ前の停留所で降りて、牛乳やら食パンなど必要なものを買って。
よく歩いた一日でした^^


心も体も・・・少しだけ軽く、すっきりしたかな・・・
最近ちょっと、もやもやしてます。寒過ぎる毎日。