承天閣美術館[世界遺産 金閣・銀閣 寺宝展]
→昨日の続き。
昼食後、相国寺:承天閣美術館へ。
[世界遺産 金閣・銀閣 寺宝展 ―墨蹟・絵画・茶道具の名品― ]を見に来ました。
→http://www.shokoku-ji.or.jp/information/news/091213.html
鹿苑寺(金閣寺)・慈照寺(銀閣寺)は相国寺の塔頭です。
でも相国寺の知名度は高くない気がします。
なにしろ市内に住んでいる私でも、最近まではっきりした場所を知りませんでした。
近くにある京都御苑や下鴨神社と違って、地図上(googleマップとかカーナビ)でも緑色じゃないし。
同志社大学に紛れてる感じ。 ・・・って、私だけかな(^^;
というわけで初めて足を踏み入れましたが、素敵なお寺さんでした。
広い敷地内を自転車や歩行者がたくさん行き交って。
近隣住民が日常的に通過していくような神社って京都らしく思えて、うれしくなります。
相国寺は伊藤若冲とゆかりが深く、たくさんの作品を所蔵しています。
敷地内に若冲のお墓(生前墓)もあります。
個人的には見ごたえたっぷりでした。
圧巻は[釈迦三尊像]と題された巨大な三幅の掛け軸。
若冲が自分と両親、そして弟の永代供養として寄進した作品だそうです。
鶏が様々な野菜と戯れている様子を描いた六曲一双(12枚)の屏風これはミホミュージアムで同じようなのを見たような。
若冲は錦市場の青物問屋の子ですから、野菜は好きなモチーフだったとか。
なんだか身近に感じますね。
でも江戸時代の芸術家でましてや男性ですから料理なんかしたことなかったのかなあ・・・
これらの作品は2〜3年前にあったという伝説の若冲展でも展示されたのでしょうね。
そのときの目玉だった[動植綵絵]これは今回見ることが叶いませんでしたが。
[動植綵絵]の一部が教科書に載ってました。中学か高校かは記憶にないですが。
それが私の若冲原体験なのです。
いつか実物が見たいものです。
鹿苑寺大書院障壁画[月夜芭蕉図][葡萄小禽図]この2つは常設展示です。
芭蕉はバナナの木に見えてエキゾチックな雰囲気、葡萄のほうは欧風な感じ。
水墨画なのですけどね。
違い棚の奥にまで描かれていて、こんな床の間見たことない!
このへんで時間がなくなって、あとは駆け足であとにしました。
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現在[京の冬の旅]期間中で、本来800円の入館料が600円になっています。3/22まで。
五分咲きの梅が迎えてくれました^^