捨てる。


衣替えのあと、子供達の衣類を整理しています。
最初の子が生まれてもうすぐ5年。
ひどく破れたり色褪せたものはちょこちょこ捨てたけど、ほとんど全部溜めこんでました。



もう着られない服を手に取ると、当時のシーンが目に浮かびます。
小さな小さなうぶ着だけど、生後しばらくはブカブカで体が泳いでた。
女の子らしい服を着せたくて、白地にピンクの桜が舞い散るラップドレスを買ったっけ。
新聞広告で見た、コンビミニの[ラップクラッチ]。
まだぶかぶかなのに着せてみた。
サイズがちょうど良くなる頃には元気に足をバタつかせるようになり、いつもはだけてオムツ丸出し(笑)


そんなことを思い出しながら捨てるものを選ぶ。
心の中には加藤登紀子の「時には昔の話を」がエンドレス。
全部は捨てられないけど、少しずつでも捨てて行かなきゃ。
でも最初に買ったうぶ着だけは、ずっと手元に残すと思います。
まだ里帰りする前、この服を洗濯して干した時の気持ちを今もはっきりと覚えています。