動物園:ビクトルとエビス


アムールトラのビクトルが今日、京都市動物園から引越します。
もう姿を見ることはできないだろうけど、行ってきました。


1997年ライプチヒ動物園生まれ。
2007年11月、東京都多摩動物公園よりブリーディングローンで京都市動物園に。
私にとってキリンファミリーとビクトルが一番のアイドルでした。
キリンはもともと好きなのですが、ビクトルはある一件がきっかけでした。
一時期表舞台から姿を消したあと、ひっそりと展示に復帰。
絶滅危惧種でローン中という複雑な立場が絡んでいたと思います。
彼はよく鳴き、その咆哮は迫力満点。
はっきりいってお隣のライオン夫婦よりずっと存在感がありました。


ローン期間を半年残した今年6月、3頭もの元気な子供が誕生しました。
今は母親のアオイと子供達の元気な姿が見られます。



行き先は浜松市動物園
いつかまたその姿を見られるといいな。


多くの教訓と課題を残してくれたビクトル。
決して忘れないでしょう。


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もうひとつさみしいお知らせが。



カリフォルニアアシカ・えびすのプールが異様に静かで、いくら見ていても姿が見えません。
通りすがりの職員さんが「昨日亡くなりました」と。
昨日!!


昨日来ていたらえびすにもビクトルにも会えたのかもしれませんね。
でも、来られなかったものは仕方ありません。



在りし日のえびす。


えびすはその巨体と優雅に泳ぎ回る姿で子供達に人気でした。
カリフォルニアアシカは動物園や水族館でポピュラーですが、えびすほどの巨体は見たことがありません。
たった1頭での展示でしたが活発で愛嬌があって魅力的でした。



この時のこと、ここに来るたび思い出します。 →3/17/2009

思い出をありがとう。
どうかやすらかに眠ってください。


豆知識:カリフォルニアアシカ=ネコ目アシカ科


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今日はさみしい知らせが多くて、帰り道はしょんぼり。
日の出うどんで甘あげカレーうどんを食べて元気出して帰りましたw はふw